less is more

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and. . . .keep smiling .

誰もあなたを発見しない!

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先日、最近始めた “note” の中で
僕がフォローをしてる人の投稿を見て
本当にそうだなと思う事があったので
少し長いですが読んでみて下さい。

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「世界はあなたを発見しない」

ハーブ農家の梶谷さん。梶谷さんは自他共に認める
「スーパースターファーマー」
今や一部業界では誰もが名を知る梶谷さんだが、
お父さんのハーブ農園をひきついだばかりのころは、
「安くて、きれいなものを安定して作ればそれでいい」と
市場の担当者に言われ、愕然としたという。
その言葉に奮起した梶谷さんは、市場に下ろすことをやめようと決意。
レストランとの直接取引を始めた。

しかし、その時は誰ひとりとしてお客さんがいない状態。
そこで彼は、いきなりパリに飛ぶ。
三ッ星レストラン「アストランス」に営業に行くためだ。
アストランスは、私の本「パリでメシを食う。」にも出てくる
世界で一番小さな三つ星レストランである。

シェフのパスカル・バルボは、梶谷さんのハーブを大いに気に入った。
そして、「こんなおいしいハーブは食べたことない」
という彼のコメントをゲットすると、二人でとった写真とコメントを
ポストカードにして、日本全国のシェフに送った。
それがスーパースターファーマーが生まれるきっかけになったという。

このエピソードを聞きながら、私は改めて一つのことを思った。

それは、

「世界はあなたを発見しない」

ということ。

何かを望むなら、まずは「自分はここにいるよ!」と
全力で叫ばないといけない。
気づいて欲しいと願うその人のドアをノックして。

いくらいいものを作っているとしても、全力で叫ばない限り、
広い世界の誰かがあなたを発見するすべはない。

ひっそりとしていてはダメだ。
誰かの影にいてもダメだ。
内輪で叫んでもダメだ。

もちろん、現代では
自宅からアップした動画が突然何万回も再生されたり
noteをインフルエンサーが紹介してくれたり、
そういうミラクルも多く存在する。
でも、ただ静かに待っていても
何もおこらない可能性のほうがずっと高い。

当たり前すぎるこんなことをわざわざ書くのには理由がある。

世の中には「叫ばないままに、奇跡を待っている人が多すぎる」と思うのだ。

この間も、あるイベントで「本を出すのが夢なので、アドバイスが欲しい」
と言うライターの人がいた。

どんなものを書いてるんですか?と聞くと、
「日々の原稿が忙しくて、まだ、本としてまとめられるほどの文章は書いていない」という。
「アイディアはあるんです」とその人は続けて言う。

私は不思議だった。まだアイディアを形にしていないのに、
どうやって編集者はあなたを発見できるのかと。

「アイディアはいいかもしれませんが、このまま待ってても
100%本にはならないですよ」と私は言った。
「まず何かを書いて、それをとにかく周囲の人でも、
出版社の人にでも見てもらうといいですよ。
ほら、そこに私の担当編集者がいます。
まずは彼女の名刺をもらってきたらどうでしょうか」
と私はアドバイスした。
しかし、その人は編集者に話しかけることはせず、帰っていった。

どうして、アプローチしないのだろうか。
ただ、待っているの?

「誰かがあなたを発見してくれる日を」

私はたびたび言われる。
本を出せたなんてすごいですね。
賞をとれてラッキーですね。
そんなとき、すごく戸惑ってしまうのだ。
別にすごいわけでも、ラッキーなわけでもない。
別に、世界の誰かかが、私の原稿を奇跡的に見出してくれたわけじゃない。
そういう順番じゃなく、私は自分から周囲に向かって手を振り回した。
一冊分の原稿を書きおろしたし、出版社も回ったし、賞にも応募した。
世界が私を発見したわけではなく、
私が「あなたが求めているかもしれない人間がここにいますよー!」と
全力で叫んだのだ。毎回成功するわけじゃない。
でもね、ごくたまに「イエス!」と言ってもらえる。

みんなそうやって始まる。
スーパースターファーマーも最初はパリに行き、レストランのドアを叩いた。
「おーい、あなたが求めるハーブはここにあるよ!」って。

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現代の Instagram.facebook.twitter.note.blog その他
で紹介して自分のやってる事を知ってもらうのも一つの方法。
自ら動いてアプローチもよし、とにかく全力で叫ばない限り、

「広い世界の中から、誰かが僕を発見することはない」

と改めて思いました😅

k.u

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